MAMIYA  RB67

マミヤ67の機械式レンズシャッタ−

特徴は何といってもレボルビングバック方式(RB)であろう。これはRZ67にも採用されていて、フィルムホルダ−を1/4回転させることでフィルムの縦位置と横位置を選択できるものである。当然ボディは大型となる。もっともスタジオ撮影専用と割り切って作られているので、小型化よりも簡単に縦横変換できるほうを選択したというのはうなずける事である。
このカメラは大きいし重いので、ヘナチョコ三脚ではもたない。大型三脚にのせてスタジオの隅に置いておくという使い方である。
初期型発売は昭和45年。二重露出撮影防止のロック関係がついて改良されたRB67Sが昭和49年。レンズマウント内径を広げて各種新型レンズに対応したものがRB67SDで、発売が昭和65年である。

みのかんのRB67

大阪の写真スタジオをやっている人から買った。阪神大震災で三脚ごと倒れてしまい調子が悪いので安く買わないかといってきたのである。シャツタ−が切れたり切れなかったりするという。実際の撮影には心配で使えないとの事である。趣味で撮るにはいいのではということであった。
使ってみると何の事は無いシャッタ−の粘りである。すぐに修理して完動品となった。
このカメラはスタジオ用だと思うが、このカメラでネイチャ−を撮ったりしていた時期がある。重いとはいえ車での移動では苦にならず、三脚につけたまま後部座席に転がしていけば結構使えるものである。

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